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翻刻
【柱】古今巻十七 〇三
いふはかりなりけり
【587】清長(きよなか)卿/貫首(くわんしゆ)のとき殿上人どもあひともなひてふな
をかにむかひてむしをとりけるに風あらく吹て清長
朝臣のかふりを吹おとしてげり件の冠(かふむり)とをくふかれ
行て死人の頭(かうべ)の有けるに人のわざときせたるやう
にかゝりにけり人々あざみあへりけりさてしもあるべ
き事ならねばいぶせながら其冠を取て着(き)てげり
其後四五年ばかり有てうせられにけりかやうの事はあ
やしむべき事也