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翻刻
変化(へんげ)《割書:第廿七》
【588】千変万化(せんへんばんくは)未(いまた)【左ルビ「アラス」】_二始(はしめて)有(あら)_一レ極(きはまり)むかしより人の心をまどはす
といへども猶其信をとりかたき事也
【589】仁和三年八月十七日亥の時計【ばかり】にある者みち行人
に告(つげ)けるは武徳(ふとく)殿の東の松はらの西にみめよき女
房三人ひがしへ行けり松の下に容色(ようしよく)美麗(びれい)なる男
いできて一人の女の手をとり物がたりしけるが数剋(すこく)
を経(へ)てこゑもきこえず成ぬおどろきあやしみ
て見ければ其女手足おれて地にあり頭(かしら)は見えず
右衛門さひやうゑ陣に宿(しゆく)し侍したる男この事を聞
【上欄書入れ】4
【柱】古今巻十七 〇四