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古今著聞集巻第一
神祇(じんぎ)第一
天地(あめつち)いまだわかれず渾沌(まろかれたること)鶏(とり)の子(こ)のごとしその
すめるはたなびきて天となりにごれるはしづみ
とゞこほりて地(つち)となるときに天地(あめつち)のなかに日(ひ)と
つのものありかたち葦牙(あしかひ)のごとしすなはち化(ケ)し
て神となる国常(くにとこ)立尊(たちのみこと)これなりそれよりこの
かた天神(あきつかみ)七代(なゝよ)地神(くにつかみ)五代(いつよ)より彦波瀲武鸕(ひこなきさたけウ)鷀/草(かや)
葺不号尊(ふきあはせすのみこと)の御子(をんこ)神武天皇(じんむてんわう)よりぞ人代(ひとのよ)とはなり
にけるこの御とき戊子(つちのへね)のとし九月にはじめて
古今巻一 〇四