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包丁刀(はうてうかたな)をぬきたりけりまつ興有てぞ見へけるぞん
する所切てまいらせたりければ宮以下入興有けり
くだんの行算さゑもんばうは行孝(ゆきたか)が弟也けりその
げい舎兄(しやきやう)にもはぢざりけるとぞ柚をば三切に
ぞ切たるをよそ柚をきることは盃酌/至極(しこく)の時
の肴(さかな)物也/盃(さかつき)を取(とる)人/必(かならす)三度呑事にて侍とや其のみ
やうきるを見て一/度(と)盃(さかつき)に入て一/度(と)しよくして一度也
宰相中将はこの定に呑れたりけるいみしくそみへ侍【「侍」は書陵部本「侍ける」】
【635】順徳院の御時/新蔵人(しんくらんと)源の郡時(くにとき)【「郡時」は書陵部本「邦時」】分配(ぶんはい)をしける極(きよく)
臈(らう)以下とさふらひにて次第の事共おこなひけり
【上欄書入れ】13
【柱】古今巻十八 〇十一