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翻刻
【柱】古今巻十八 〇十六
思ひやる二木の松の下わらび
おりてきつらんみねぞしらるゝ
【644】三条中納言《割書:某卿》は人にすぐれたる大/食(しよく)にてぞ
有けるさるにつけてはおびたゝしく肥(こえ)ふとりて
夏などに成ぬればくるしくせられけり六月の比
医師(いし)をよびてかく身のくるしきをはいかゞ療治(りやうじ)
すべきなどいひて物くふやうをもくはしく語ければ
医師ういちうなづきて申けるはいかにも此/肥満(ひまん)その
ゆへにてぞ候らん良薬もあまた候へ共先朝夕
の御飯を日ごろよりはすこししゞめられ候てけふ