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翻刻
【柱】古今巻二十 〇二
諸人これを追ければその霊(れい)人につきていひけるは
久しく此寺にすむ今/尊像(そんぞう)をいたましめやかんと
するが故に礼拝をいたす也とぞいひける
【677】永延元年五月九日右近の馬場にて競馬(けいば)五番あり
けるに三番左府生/下野公里(しもつけのきんさと)穂坂(ほさかの)七(なゝ)葦毛(あしげ)に乗(のり)た
りけり右近衛三宅忠正同/九(こゝのつの)鴾毛(つきげ)に乗たりけるに
左五尺勝にけり鴾毛(つきげ)次日の朝やまひもなきに目に
涙(なみだ)をうかべてやがて死にけり獣なれども負たる事を
思ひ入たりけるにや不思儀なる事也
【678】一条院御時御/秘蔵(ひさう)の鷹ありけりたゞしいかにも鳥を