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せ給て御覧じければ御犬くだんの石付をくはへて参り
たりけるこれは剱(けん)の高名なり其剱は雷鳴(かんなり)のときは
みづからぬくといへり然あれ共いまの世にはしらず京極
大殿はおそれをなしてぬくへからずとぞ仰られける
しかあれどもふしんによりてある人を以てぬかせて御
覧じければみねのかたによりて金をもて坂上の宝(ほう)
剱とまきたりけり知足院殿つたへてもたせ給ひたり
けるを白河院よりめされければ参らせられにけり
式部卿/敦実親王(あつざねのみこ)の剱と今は是と也
【676】承平の比/狐(きつね)数百/頭(かしら)東大寺の大仏を礼拝しけり
【上欄書入れ】2
【柱】古今巻二十 〇二