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翻刻
【柱】古今巻三 〇二
かうふりたると聞えば人もなをり侍なんとはからひ
申されければそのさだめに披露(ひろう)有て右府閉門(うふへいもん)して
畏のよしをせられければ人みな聞おそれて装束の
寸法すべられけり
小野宮殿九条殿御同車にて出仕せさせ給ける時
御車のしりに公卿一両人などはのせらるゝおりもあり
けり又/閑院(かんゐん)の大将に一条大将左右大将にて同車
してあそばれけり此比は父子同車の事もまれ也寛元
二年/賀茂臨時祭(かものりんしのまつり)の時二条/前殿(さきとの)関白一条前殿左大
臣にてまいりあひ給ひたりしに暮(くれ)て事はてにしかば