Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 167

ページ: 167

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匡房(まさふさ)中納言は太宰(だざい)権帥(こんのそつ)になりて任(にん)におもむかれ たりけるに道理にてとりたる物をは舟(ふね)一/艘(そう)に つみ非(ひ)道にて取たる物をは又一/艘(そう)につみてのぼられける に道理の舟は入海してけり非道の舟はたいらかにつき ければ江帥(ごうそつ)【匡房】いはれけるは世ははやくすゑになりにけり 人いたく正/直(じき)なるまじき也とぞ侍けるそれを悟(さと)らんが ためにかくつみてのぼられけるにやむかし中比だにかやう に侍けり末代よく〳〵用心あるべきこと也 寛治八年十月廿四日/亥(いの)時計に内裏/焼亡(せうもう)有けり中ノ御(み) 門(かと)右府右中弁にて侍けるが宿侍(とのい)せられたりけり    【柱】古今巻三        〇四