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翻刻
古今巻一 〇八ウ
ますなりとぞ
北/野(の)宰相(さいしやう)殿は天神四世の苗裔(びゃうゑい)也/円融院(えんゆうゐん)の御
侍読(じどく)として道の名誉(めいよ)ゆゝしくおはしましけり天/元(げん)
四年に太/宰(さいの)大弐に任(にん)じて同五年九月に府(ふ)に
つきて安楽(あんらく)寺をじゆんれいし給けるに堂舎(だうしや)はあり
といへども塔婆(とうば)いまだ見へず建立(こんりう)のぐはんもとより
ありけるによりて造営(ぞうえい)を始られけり聖廟(せいびやう)よろ
こび思食(おぼしめし)ける故(ゆへ)に永(えう)観二年六月廿九日の御託(ごたく)
宣(せん)にいはく大弐/朝臣兼式部(あつそんけんしきぶ)大/甫(ゆふ)事に希有(けうに)為(たり)_二
家面目(いへのめんぼく)_一大弐/朝臣(あつそん)内/外(げ)共の末孫(ばつそん)又存_二信(しん)‐心(〳〵を)依(よつて)_レ発(をこす)_二造(そう)