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翻刻
【柱】古今巻四 〇三
弁才天十二因縁ハ心の裏空(うちむなし)とつけさせ給ひけるやんごとな
きことなり
晴後山清(ハレノチヤマキヨシ)といふ事を以言(モチトキ)つかうまつりけるに帰_レ ̄テ嵩(トウニ)鶴舞 ̄テ日
高 ̄ク見(ミへ)飲(イン)渭(イ)龍/昇(ノボ?ツテ)雲不_レ残とつくりて以言(モトトキ)すなはち講し
にてよみあげたるを為憲(ためのり)朝臣其座に侍けるがきゝて土
象に頭(かしら)を入て涙をながしけり見る人或は感し或は笑ひ
けり彼為憲は文場(ふんじやう)ことに豪【嚢ヵ象ヵ】に抄物を入て随身し
けるを土象とは名付たりけり
後徳大寺左大臣前ノ大納言にておはしける時人々をともな
ひて嘉応二年九月十三日夜/宝荘厳院(ほうしやうごんゐん)にて当座の