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翻刻
【柱】古今巻四 〇九
のさだめ有べかりけるに宇治左府前ノ内大臣にておは
しけるが周易(しうゑき)をまなばずして此定にまいらん事
あしかるべしと覚してよませ給べきよし覚しさだ
めてげりしかあるを此事を学ぶ事師有よしいひ
つたへたり又五十以後まなぶべしともいへりおとゞ
おぼしけるは此事更に所見なし論語には小年にて
学ぶべしとこそ見へたりさりながらも俗語はゞかりあ
ればとて二年十二月七日/安倍泰親(あべのやすちか)をめして河原
にて泰山府君(たいさんぶくん)をまつらせてみづから祭庭にむか
はせ給ひけり都社にその心さしをのへられけり