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翻刻
【柱】古今巻四 〇十五
後三条院東宮にておはしましける時/学士(かくし)実政朝臣
任国(にんこく)におもむきけるに餞別(せんべつ)のなごりをおしませ給
て御製かゝりけるとかや
州民縦(シフミンタトヘ)作(ナストモ)_二甘棠(カントウノ)詠_一 ̄ヲ莫_レ ̄レ忘(ワスルヽコト)多年風月 ̄ノ遊 ̄ヒ
此心は毛詩 ̄ニ云孔子曰/甘棠莫(カントウナカレ)_レ伐(キルコト)邵伯之(セウハクノ)所_レ宿(ヤトリシ)也といへ
る事也
中納言/顕基(あきもと)卿は後一条院ときめかし給ひてわかくゟ
つかさくらゐにつけてうらみなかりけり御門におくれ
奉りければ忠臣は二君につかへずといひて天台/楞(れう)
厳院(こんいん)にのぼりてかしらおろしてげり御門かくれ給ひ