← 前のページ
ページ 274 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻五 〇十五
まれければ時の歌よみつねによりあひて和歌の会
有けり和歌の曼陀羅(まんたら)を図絵(づゑ)して過去(くわこ)七仏を書奉
又三十六人の名字を書あらはせり又/諸悪莫作衆善(しよあくまくさしゆぜん)
奉行(ふぎやう)の文(もん)を銘(めい)にかゝれたり色紙/形(がた)あり義房(よしふさ)公清
書し給ひけるまた件/曼陀羅(まんたら)は本寺の重宝(てうはう)にて
あるへきをいかなりけることにか神祇副(じんぎのすけ)親仲(ちかなか)造宮(ざうくう)
之時/子息(しそく)土佐ノ権ノ守/親経(ちかつね)が本よりきたれりけるを
銭二十貫にて買止(かひとめ)てげり相伝して親守(ちかもり)入道か本(もと)
に有建長元年九月外宮/遷宮(せんぐう)に予/参向(さんかう)の時この
曼陀羅をこひ出しておがみ奉りて記之なり