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翻刻
【柱】古今巻五 〇二十三
思ふ心はくみてしるらん
とよみたりければ母もはづかしく成て物もいはずし
て下向する程に七条/朱雀(しゆしやく)の辺にて世中にときめき
給ふ雲客(うんかく)かつらよりあそひて帰給ふが此むすめを取
て車に乗てやがて北方(きたのかた)にして始終いみじかりけり
大𦬇【大菩薩】この歌を納受(のふじゆ)ありけるにや
【174】和泉式部おとこのかれ〴〵に成ける比/貴布(きぶ)禰に詣(まう)で
たるにほたるのとふを見て
ものおもへは沢のほたるも我身より
あくかれいつる玉かとそみる