Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 299

ページ: 299

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乗て馳(はせ)よと仰られければ馳参て見るに小大進は 雨しつくと泣て候けり御前に紅の薄様にかきたる 歌をみてこれを取て参るほとにいまだ参もつかぬ に鳥羽殿の南殿の前にかのうせたる御衣をかつきて さきをば法師跡をは敷島とて待賢(たいけん)門院のさうし なりけるものかづきて師子(しゝ)をまいて参りたりける こそ天神のあらたに歌にめてさせ給たりけると 目出度たうとく侍れ則小大進をはめしけれ共かかる もんかうをおふも心わろきものにおほしめすやうのあれ ばこそとやかて仁和寺なる所にこもりゐてけり力(ちから)を    【柱】古今巻五        〇二十六