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いでゝなをしの袖をひかへて
おほへ山いくのゝみちのとをけれは
またふみもみすあまのはしたて
とよみかけけり思はずにあさましくこはいかにとはかり【計】
いひてかへしにもおよはず袖をひきはなちてにげ
られにけり小式部是より歌よみの世におほへいてき
にけり
【184】匡房(まさふさ)卿わかゝりける時蔵人にて内裏によろほひあり
きけるをさる博士(はかせ)なれば女房/達(たち)あなづりてみす
のきはによびてこれひき給へとて和琴(わごん)をおし出し
【柱】古今巻五 〇三十四