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翻刻
【柱】古今巻五 〇三十三
掾(せう)にてくたりけるにさそはれて
わひぬれは身を浮(うき)草のねをたえて
さそふ水あらはいなんとそおもふ
とよみて次第におちぶれ行ほどにはてには野山に
ぞさそらひける人間の有様これにて知るへし
【183】和泉式部/保昌(やすまさ)が妻にて丹後に下ける程に京に
歌合ありけるに小式部内侍歌よみにとられてよみ
けるを定頼の中納言たはふれに小式部の内侍に
丹後へつかはしける人は参りにたるやといひ入て局
のまへを過られけるを小式部内侍/御簾(みす)よりなかば