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翻刻
侍(さふらひ)このよしをひろうしけれは大に感じあへりその
夜これほとの歌なかりけり
同人/播磨(はりまの)国へ下りけるに高砂にて名【書陵部蔵本「各」】歌読ける
に大宮先生義といふものが歌に
我のみと思ひこしかとたかさこの
尾上の松もまたたけ【書陵部蔵本「て」】りけり
人々感じあへり良暹(りやうぜん)其所にありけるが女/牛(うし)に
腹つかれぬるかなといひけり
【186】ある人の家に入てものこひける法師に女の琴(こと)
ひきてゐたるかこのねをけふの布施(ふせ)にてかへり
【柱】古今巻五 〇三十五