← 前のページ
ページ 318 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻五 〇三十五
ねといひけれはよめる
ことゝいはゝあるしなからもえてしかな
ねはしらねともひきこゝろみん
此/乞者(こつしや)は三形(さんぎやう)の沙弥なりとある人いひけり【187】中納言
通俊卿の子に世尊寺/阿闍梨(あじやり)仁俊(にんじゆん)とて顕密(けんみつ)智
法にてたうとき人おはしけり鳥羽院にさふらひ
ける女房仁俊は女こゝろあるものゝそらひじり
たつるなど申けるを阿闍梨かへり聞て口おしく
思ひて北野に参籠(さんろう)して此はぢすゝぎ給へとて
あはれとも神〳〵ならは思ひしれ