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翻刻
【柱】古今巻五 〇三十九
其後同じくながされし人人々ゆるされけれとも身
独(ひとり)は猶うかびがたきよしをつたへ聞て
この瀬にもしつむときけは涙川
なかれしよりもぬるゝ袖かな
とよみて故郷へおくられたりけるを法皇伝へ聞召
て御心やよはりけんさしも罪(つみ)ふかく覚しめしける
に此歌によりて召かへされけるとかや
【193】後鳥羽院御時/定家(ていか)卿殿上人にておはしける時いか
なる事にか勅勘(ちよくかん)によりてこもりゐられたりける
があからさまと思ひけるに其年も空しく暮にけれは