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りけるを聞て長能/披講(ひかう)をも聞はてすいにけり人
をつかはしたりければ悦て承り候ぬ此病は去年の
三月/尽(じん)に春は卅日(みそか)やはあると仰られしに心うき
事かなと承しに病に成て其後いかにもものゝく
はれ侍らざりしよりかく罷成て侍也と申けりさて
又の日うせにけり大納言ことの外なげかれけり是
はさうなく難ぜられたりける故にや
【192】別当/惟方(これかた)卿は二条院の御めのとにて世におもく聞
へけるがあしく振舞(ふるまひ)けるによりて後白河院御いき
どをりふかゝりければ出家して配所(はいしよ)へおもむかれけり
【柱】古今巻五 〇三十九