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艶書(ゑんしよ)をてづから持て行てんけり
人つてはちりもやするとおもふまに
われがつかひにわれはきつるそ
女めでゝしたがひけり此人河内より夜ごとに住の江
に行て夜をあかしけりいみじきすきものにてぞ
有ける死ぬるとても歌をよみてんげり
たゆみなくこゝろをかくるあみた仏
人やりならぬちかひたかふな
【201】和泉式部忍て稲荷(いなり)へ参けるに田中明神の程に
て時雨(しぐれ)のしけるにいかゞすべきと思ひけるに田かり
【柱】古今巻五 〇四十四