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卿子息中務権太輔経家朝臣にゆづられけり和歌の
文書季経朝臣に譲(ゆづり)てけりすべて尚歯会(しやうしくはひ)おほくは詩(し)
会にこそ侍に和歌はめつらしき事也上古に一度あり
けるよし其時も沙汰有けれ共慥ならぬことにや其日
の日記に侍けるは池の水ちとせ色をたゝへいはの
苔(こけ)万代をへたるけしき也/梢(こずへ)の花おちつきにければ庭
の面(をも)には春なをのこれりとみゆるばかり有て清輔
朝臣誦しける
かそふれはとまらぬものを年といひて
ことしはいたく老そしにける
【楕円印 朱】BnF/MSS
【柱】古今巻五 〇四十六