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翻刻
つるのはねかきつくろひしうれしさは
しかありけりな鹿のそのにも
【204】彼清輔朝臣の伝たる人丸の影(ゑい)は讃岐ノ守/兼房(かねふさ)朝
臣ふかく和歌の道をこのみて人丸のかたちをしらさる
事をかなしひけり夢に人丸来てわれをこふる故に
かたちをあらはせるよしを告(つけ)けり兼房/画図(くはと)にたへ
すして後朝に絵師をめして教へて書せけるに
夢にみしにたがはざりければ悦て其/影(えい)をあがめて
もたりけるを白河院此道御好有てかの影をめし
て勝光明院の宝蔵におさめられにけり修理太夫
【柱】古今巻五 〇四十九