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翻刻
【柱】古今巻五 〇四十九
顕季(あきすへ)卿/近習(きんじふ)にて所望しけれ共御ゆるしなかりけ
るをあながちに申てつゐに写しとりつ顕季卿一男
中納言長実卿二男/参議(さんぎ)家保(いへやす)卿この道にたへずとて
三男左京太夫/顕輔(あきすけ)卿にゆつりけり兼房(かねふさ)朝臣の正
本は小野皇太后宮申うけて御覧じける程に焼(やけ)
焼【衍字ヵ】にけり口/惜(をしき)事也されば顕季卿本か正本に成に
けるにこそ実子なりとも此道にたへざらんもの
にはつたふへからず写しもすべからず起請文あると
かや件ノ本/保季(やすすへ)卿つたへとりて成実(なりさね)卿にさづけられ