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翻刻
【柱】古今巻五 〇五十二
夫経盛実国大納言のもとへ申おくり侍ける
とまりする湊(みなと)の風もけあしきに
浪たかさこの浦はいかにそ
返し
たかさこのなみのかゝらぬおりならは
かせのつてにもとはれましやは
【211】仁和寺ノ佐(すけの)法印《割書:成海法印|師也》わかくて醍醐(だいご)の桜会見物
の次に寺中/巡(じゆん)礼しけるにや山吹衣きたる童
弐人おなじすがた花見て侍けるはいづれも
いみしくえんに覚ければたへかねて歌読かけゝる