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翻刻
【柱】古今巻五 〇五十五
此僧此歌をみてあからさまに立出る様にてながく
うせにけりさすかにはぢはありけるにこそ
【214】鳥羽宮天王寺別当にてかの寺の五智光院に御座有ける
時鎌倉ノ前ノ右大将参せられたりけり三浦十郎左衛門
義連(よしつら)梶原景(かちはらかげ)時そ共には侍ける御/対面(たいめん)の後/退出(たいしゆつ)
の時/尩弱(かたわ)の尼壱人いて来り右大将に向てふところ
より文書を一枚取出して云和泉国に相伝の所領
の候を人におしとられて候を御こし候へとも身の尩(わう)
弱ふぐによりて事ゆかず候/適(たま〳〵)君御上洛候へは申入候
はんと仕候へ共申つぐ人も候はねばたゝ直に見参