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定て返し有けんかし尋てしるすへし
【225】寛元元年二月九日雪三寸計つもりたりける暁(あかつき)
冷泉(れんぜん)前ノ右府参内し給ける雪の降(ふり)かゝりたる松
の枝を折て御硯の蓋(ふた)におきて御製を紅の薄葉(うすやう)
にかゝせおはしましてむすひつけて大納言二位殿して
おとゝにたまひける
九重にふりかさなれる白雪は
これやちとせの松の初はな
おとゝ中宮の御かたへまいりて御硯を申いたして
尾張内侍をして御返事を奉られける
【柱】古今巻五 〇六十二