Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 396

ページ: 396

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けり我朝に比類(ひるい)なき笛也誰人ならんと人々あやしう 思ひあへるに舟は霧にこめられて見えずうちかひの音(おと) 計聞へて既に船と行ちがふ時親王誰にかと向【書陵部本「問」】給ひ ければ信義(のふよし)と名/乗(のり)たりけり宮(みや)感情(かんせい)にたへず双調の 君なりけりとの給はせけりそれより天下みな双調の君 と号しけるとぞ【245】殿上の其/駒(こま)は知(しり)たる人すくなし 能信大納言法成寺の修正(しゆしやう)に南門を入てまいりて 退出の時に西門へまはされける程立やすらひける間に 彼曲を唱(となへ)られたりけり大宮右府《割書:俊家》の頭の中将 にておはしけるがついがきにそひてひそかにたち聞    【柱】古今巻六        〇七