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翻刻
【柱】古今巻六 〇九
もし笙や随身したると御尋有けるに則朱俊の
懐(ふところ)より取出して侍けれは叡感(えいかん)有て殿上人の奏楽(そうかく)
につらなりて南庭をわたりける時にとりてめづらし
くいみじくなん侍ける
【249】大弐/資通(すけみち)卿管絃者共を伴ひて金峯山(きんぶせん)に詣(まう)つる
事有けり下向の時ろしにふるき寺あり其寺に
おりゐてやすみけるつゐでに其辺を見めぐりける
に壱人の老翁のありけるをよひて此寺をは何と
いふぞと問ければ翁これをば豊等寺(とよらのてら)と申侍と
こたふ又寺のかたはらに井有これ榎葉(えのは)井といふ又