Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 406

ページ: 406

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となきていにて居たりしばらく有てつゐにねとり 出したりければかたへの楽(かく)人共さればこそいひつれよし なき者を乗て興さめなんずと色をうしなひて なげきあへる程に其曲目出たくたへにしてしみたり 聞人みな涙おちぬ年比是をいとはるゝ僧正人より 殊になきていはれけるは正教(せいけう)に篳篥は伽陵頻(かりようびん)の こゑをまなぶといへること有此言を信ぜさりける口おし き事也いまこそ思ひしりぬれ今夜の纏頭(てんどう)は他人 に及べからす用枝壱人に有べしとぞいはれける此事を 後々迄いひ出してなかれとそ    【柱】古今巻六        〇十一