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翻刻
【柱】古今巻六 〇二十六
随ひてもろ〳〵の事ほどこしてきかせ奉りぬ今は御
心ゆきていとまを給はりて帰つれば心やすくこそ思ひ
給にやがていつしかかくおはすべき事かはとはしたなげ
にいひければその事に候猶所望の事共残て候也比巴
には手と申て目出たき事の候ぞかしそれが承たく
候てといふ馬助やすき事さらば一どにはおほせられで
とて則/風香調(ふうきやうてう)平(へう)一/両(りう)引てきかせけりまめやかに
面白げに思て打かたぶき〳〵聞けり其時比巴の手は
きかせ給ぬ筝の調子はいかにこれ程すかせ給たれば
心おちて引てきかせ奉らんとて三段のほりかきあはせ
【縦長楕円印】BnF/MSS