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翻刻
【柱】古今巻八 〇四
奉らせ給にけり東宮にたゝせ給て仁安三年御/譲(くに)
位(ゆつり)有けり御/即位(そくゐ)の日女院皇太/后宮(こうくう)に立給ひて
後/朝覲(てうきん)の行幸有けるに宮/簾(れん)中におはしますを
主上拝し参らせさせ給けるをむかし肩(かた)をならべ
まいらせられたりける上/臈(らう)女房たれとかや宮の
御そばへ参て此御目出たさをはいかゞ覚しめすと問
参らせられければさきの世の事なれば何共覚へず
とぞ仰られけるゆゝしかりける御こゝろなるべし
【310】法/深房(じんはう)当公たの【「当公たの」は書陵部本「当道の」】秘事(ひじ)口伝/故実(こじつ)のこる事なく
書て二女/尾張(をはり)内/侍(し)にさづくとておくにかくぞ