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翻刻
【柱】古今巻十 〇一
られけり一番左将/曹(さう)尾張/兼時(かねとき)右将/曹(さう)同/敦行(あつゆき)つ
かうまつりけるが兼時が轡(くつは)たび〳〵ぬけたりけれ共
おつる事はなかりけり去ながもつゐに敦行(あつゆき)勝(かち)
にけり兼時敦行にむかひてまけてはいづかたへ
行ぞといひたりけり人々そのこと葉を感して纒(てん)
頭(どう)しけるとなんいまだ競馬(けいば)にまけざりけるもの
にてかくいひけるいと興あるいひやうなるべし
【355】寛/治(じ)五年五月廿七日二条/大路(のおほち)にてはなちがひし
ける馬をとりて移(うつし)を置(おき)て競馬(けいば)六番(むつがひ)ありけり
殿上人ぞつかうまつりける東の陣(ちん)のまへより西の