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古今著聞集巻第二
釈教(しやくけう)《割書:第二》
地神(ぢじん)のすゑにあたつて釈迦如来(しやかによらい)てんぢくに出給けり
鷲嶺(じゆりやう)【「鷲嶺」の左ルビ「わしのみね」】に月かくれ靏林(くはくりん)【「鶴林」の左ルビ「つるのはやし」】にけぶりつきて一千四百八十年
にあたつて我朝(わかてう)第三十代/欽明天皇(きんめいてんわう)十三年に百済(くたらの)【「百済」の左ルビ「はくさい」】
国(くに)よりはじめて金銅釈迦(こんどうのしやか)の像経論播蓋(ぞうきやうろんばんがい)とう奉り
けり御門(みかと)よろこばせ給てあがめ給ひけるをものゝべの
大臣等(たいしんら)わが国は神国(しんこく)なるゆへおもてかたぶけそうし
申ければ仏像(ぶつぞう)を難波堀(なにはのほり)江にながしすてゝ伽藍(がらん)を焼(やき)
はらはれにけり然(しか)る間/空(そら)より火(ひ)くだり内裏(だいり)やけ
【柱】古今巻二 〇一