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に女家に入ぬ水打をきて後手をはつして打笑て
さるにてもいか成人にてかくはし給へるぞといふけし
き事がらちかまさりしてたえがたく覚へけり我は越
前の国のもの也相撲の節といふ事有て力つよきもの
を国々よりめさるゝ中に入て参也とかたらふを聞
て女うなづきてあふなき事にこそ侍なれ王城はひろ
ければ世にすぐれたらん大力も侍らん御身もいた
くのかひなしにてはなけれ共さほどの大事に逢べ
き器(き)にはあらずかく見参(けんさん)しそむるもしかるべき事也
彼節の期(こ)日はるかならは爰に三七日/逗留(とうりう)し
【上欄書入れ】21
【柱】古今巻十 〇十八