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翻刻
【柱】古今巻十 〇二十六終
〳〵と涙をこぼして君の見参に入侍らんも今日計に
侍とて走(はし)り出にけり其後やがてもとゞりをし切て法師
に成にけるとぞ法皇此事を聞召てはなはだをんび
んならず最手(ほて)の脇(わき)などに昇進(せうしん)したるものをば公家猶
たやすく雌雄(しゆう)を決(けつ)せられずいかに況(いはん)や私の勝負に生(せう)
涯(がい)をうしなはするらうぜきの至也と仰られて長実(なかざね)卿
御けしきこゝろよからざりけり
【印:朱 陽刻 方形 単郭 篆書体】
《割書:平戸藩|蔵書》
【印 朱 陽刻 正方形 単郭 篆書体】
《割書:子孫|永宝》
【印 朱 陽刻 正方形 単郭 篆書体】
《割書:楽歳堂|図書記》
【縦長楕円印 朱】BnF/MSS
古今著聞集巻之十終