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をくらひけりなにものゝすると知(し)れるものなくて過
侍ける程に件の馬の足につち付ぬれ〳〵とあること
たび〳〵に及ける時人々あやしみて此馬のしはざ
にやとてかへに書(かき)たる馬の目玉をほりくしりて
げりそれよりまなこなくなりて田をくらふ事
とゝまりにけり
【386】花山法皇/書写(しよしや)上人の徳をたうとび給ふあまり
絵師をめしぐして彼山にのぼらせたがひに御/対(たい)
面(めん)の間に絵師といふ事をばかくして上人のかたち
をよく見せてかくれてうつさせられけり其とき山
【上欄書入れ】5
【柱】古今巻十一 〇四