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翻刻
【柱】古今巻十一 〇二十五
候一つは二/重(ぢう)鞠にて候と申けるを左府中を見ずして
二重まりと申事ふしん也其鞠をあぐへきなりと仰ら
れければ則件のまりを上るに両三度あかりて枝(えた)に
あたりてさけぬこれを見るにふるきまりの上に薄(うす)きが
わをおほひたりけり左府徳大寺のおとゞ両人の御前
に是を召よせて御らんずるに実に二重也けりおとゞ
頻(しきり)に感(かん)じ給けるとなん
【412】安元ノ御/賀(が)の時三位/頼輔(よりすけ)賀茂神主家平が家
に行向て御/賀(が)の上(うへ)まり仕べきよし勅定有其間
の子細(しさい)訓説(くんせつ)をかうふるべしといはれければ家平いはく