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翻刻
【461】二条院かくれさせ給て中納言/実(さね)国卿白川宮に参り
て見まいらせけるに故(こ)院にあさましく似まいらせ給ひ
たりければあはれに覚て次日/前(さきの)左衛門督/公光(きんみつ)卿
のもとへ申をくりける
みしまゑのたつのけしきそなつかしき
なれし雲井も思ひなされて
【462】高倉院の女房世をいとひてさまかへたる人侍けり幾(いく)
程なくて院かくれさせ給にしかは大納言/実(さね)国卿かの
女房のもとへ申つかはしける
月影をみすてゝ入しことはりは
【上欄書入れ】11
【柱】古今巻十三 〇十