← 前のページ
ページ 844 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻十三 〇十
雲かくれぬるいまこそはしれ
【463】冷泉ノ内大臣文治四年二月廿日年廿二にてうせ給
て後三七日の夜/後(ご)京極殿の二位中将にておはしまし
けるに御夢に六韻(ろくいん)の詩(し)をあらはしてかゝせ給べき由
申されけり御夢覚て後詩一句計を覚させ給ける
春月(しゆんけつ)羽林(うりん)悲(かなしむ)_二自(みつから)秋(あきを)_一
とぞ侍ける平生の御風情にかはらざりけれは悲涙(ひるい)
をのごひて六/韻(いん)の詩(し)をつくらせ給ける中に
再会(さいくはい)夢中(むちうに)談(だん)_二往時(わうじ)_一
遺文(いふん)詩上(ししやうに)識(しるす)_二春愁(はるのうれへを)_一