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雪ふりつもりけるに九条大納言参内せられて此
ゆきは御覧ずやとて人々いざなひて車/寄(よせ)に車
さしよせて別当(べつたう)の三位かうのすけ以下内侍たち引
ぐ【「具」の右上に濁点「゛」あり】してやり出されけり中宮は后(きさき)町よりいまだ入
せおはしまさねば中ノ御門殿へやりよせて宮の女房一
車やりつゞけて大内/右近(うこん)馬場(はゞ)賀茂(かも)の方ざまへあこ
がれゆかれける大納言/直衣(なをし)にて騎馬(きば)せられたり
けりさらぬ人々も或は直衣或は束帯(そくたい)にて六位
まで供(ともな)ひたりけり賀茂の神主(かんぬし)幸平(ゆきひら)狩装束(かりしやうそく)
して車のともに参れりむかしはかゝる雪には
【上欄書入れ】7
【柱】古今巻十四 〇六