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翻刻
【柱】古今巻十四 〇六
馬に鞍(くら)置(をき)まうけてこそ侍しに今はかやうの事
たえて侍つるにめづらしくやさしく候ものかなと
てわかき氏人(うぢと)どもおなじく狩装束(かりそうそく)してみな〳〵
鷹(たか)手にすへてかんだちへのかたへ御ともつかうまつ
りて雪の中のたかゞりして御覧ぜさす道すから
いと興有事共ありけり宮の女房内の女房
いひかはしつゝやさしき事共おほく侍けり後の
朝に大納言宮の御かたの按察(あせち)殿のもとへ
この春はけにふることそ思ひいつる
かはらぬやとのゆきを詠(なかめ)て