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翻刻
【柱】古今巻十五 〇二
今度加/持(じ)汝かちて死なんとや思ふまけていきん
とやおもふ両やうを思ひさだむべしといはれければ
助友(すけとも)たゞかちてしぬべきよしをいふさらばとて加/持(じ)
せられけり其日左右打出て鞭(むち)をあてたりけるに
助友すでにぬけて勝(かち)けるとき御室見物して
おはしけるが五鈷(ごこ)をなげ出されし時助友落馬し
てやがて死にけり命にかへておぼへけん執心(しうしん)のふ
かさよしなき事也此事/助信(すけのふ)がつかひにたゞおなし
さまに聞へ侍るは同時の二/度(ど)侍りけるにやくはし
く尋しるへし但(たゝし)承保の江記(ごうき)に侍は近重(ちかしげ)かちすへに