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翻刻
【柱】古今巻十五 〇十八
執権(しつけん)を承て殊に清廉(せいれん)のきこへ有ける程に菩提(ほだい)
の道(みち)心の底(そこ)にや催(もよほ)しけん建長元年の比/葉室(はむろ)大
納言のむかしの栖(すみか)の辺(ほとり)に山庄をかまへられける
二年八月十三日に殊にひきつくろひて院摂政前ノ
摂政殿などへ参られたりけるに上皇御すい【推】や有けん
女ばうしてとゞめ仰られければ一/切(さい)に其儀なきよし
を申て同十四日のあかつき詣(まうで)の体(てい)にて夜に入て
かしらをおろしけるに宿執にもよほされて詩歌
につくりける
建長第二年/予(ワガ)齢(ヨハイ)四十三仲秋八月三五前ノ