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翻刻
【柱】古今巻十六 〇八
ぬかのみおほく候へはそれをひさせんとて置たる物をば
いかでか取/捨(すて)候べきなじかはさらば不法の供米を下行(げぎやう)
せらるゝと言葉もはゞからず云ければ奉行人尤さ
いはれて候是は奉行の越度(おちと)に候/雑掌(さつしやう)が不/当(とう)不/日(しつ)に
さたしなをすべく候これより後不法の時いか成御訴訟
も候へ今度計は取のけ給へと念比にいひければ左
様に候はんにはとてとりのけてけり其後はげにもてい
ねいにぞ下行しける余僧(よそう)共かしこう近江/阿闍梨(あじやり)
の参りてとよろこびけるとぞ同人たゞ力者(りきしや)二人にかゝ
れて御室へ参けるにたえがたげなりけるを見てかは