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れやれ〳〵と輿(こし)の内よりいひけるを力者きゝて只二人
が外又もなしいかにと替(かは)り候はんぞとにく〳〵と返
事しければさもあらずうしろはまへ前はうしろに
かはらぬかといひけるさる事やは侍るべき比興の事也
〽或日又こし車にひかれて参りけるに円宗寺の前にて
たけたかく大成法師のかきのかたひら計に袈裟(けさ)か
けたるが同行と覚しき僧四五人具したるが行をみて
こしくるまゟ飛(とび)おりて何といふ事もなくしやこくびを
かきて相撲(すまう)をとりけりたがひにひし〳〵と取/組(くみ)て此法
師をうちまろばかしてげり其後をのれは聞ゆる文学(もんがく)
【上欄書入れ】11
【柱】古今巻十六 〇九