翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻70-72 - 翻刻

本草図譜. 巻70-72 - ページ 35

ページ: 35

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【右丁】   瓜蒂(くわてい)  ねつみまくわ うりのへた ねつみうり《割書:越|前》       つるうり《割書:越前地蔵|堂方言》 みのうり《割書:加|州》   甜瓜(てんくわ)の一種越前方言ねつみうりの蔕を採(と)り用ゆへし田村氏云 瓜蔕(くわてい)は越  前足羽郡福井の産を好(よし)とす其瓜緑色にして黒(くろ)みあり形くひれて生  す瓜の味ひ甚 甜(あま)く蔕(へた)の味ひ甚た苦(にか)し吐薬(とやく)となすへしと云て蘇頌(そせう)  宗奭等(そうせきとう)一概(いちがい)に甜瓜蔕(てんくわてい)を用ゆと云によりて蘭山も甜瓜(てんくわ)の未(み)  熟(しゆく)の蔕(へた)は味ひ苦(にか)きゆへ採て薬用になすへしといへとも瓜蔕(くわてい)の説に  香甜瓜(かうてんくわ)又 菜(さい)となすへき蔕(てい)は用ゆへからすとあれはねつみうりの  蔕(へた)を用ゆるを勝(まさ)れりとなす