翻刻
【右丁】
一種 大納言(たいなこん) 【○:注①】
赤小豆(しやくせうつ) あかあつき《割書:和名|鈔》 あづき
あつき 小赤(せうせき)《割書:通|雅》 【●】
紅小豆(こうせうつ)《割書:本草|原始》
【●】
なつあづきは粒(つふ)小にして早(はや)く熟(しゆく)す
麻熟(ましゆく)《割書:授時|通考》といふあきあつきは粒(つふ)
大なり遅(おそ)く熟(しゆく)す秋赤豆(しうしやくつ)《割書:群芳|譜》といふ
【○】
粒(つふ)大にして鮮紅色(せんこうしよく)食用(しよくやう)
に上品也 時珍(しちん)稍(やゝ)大而(おほいにして)鮮(せん)
紅(こう)淡紅色者(たんこうしよくのもの)並(ならひに)《振り仮名:不_レ治_レ病|やまいをしむす》といふ
又 本草彙言(ほんさういけん)に稍(やゝ)大而(おほいにして)鮮紅(せんこう)
及(およひ)紫紅色者(しこうしよくのもの)名赤大豆(せきたいつとなつく)【注②】僅(わつかに)可(しよく)
《振り仮名:_レ供_二食用_一|やうにけうすへし》並(ならひに)《振り仮名:不_レ療_レ病|やまいをれうせす》といふ
【左丁】
一種 ほこりあつき
粒(つふ)小にして微(すこ)し黒(くろ)を帯(を)ふ時珍(しちん)赤黯色(せきあんしよく)と
いへり此(これ)を猪肝赤(ちよかんせき)といふ薬用(やくやう)によし
一種
紫あつき
紅紫(こうし)
色(しよく)なり
【注① 「一種 大納言あづき」は目次(コマ4 右丁)に無。「赤小豆」の説明か独立した項目か不明。なお、「○」と「●」はそれぞれこの位置に同じ印の箇所の説明文が書かれている。】
【注② 「名赤大豆」は「名_二赤大豆_一」ヵ】